左:呂色の研ぎには静岡産の良質な駿河炭を使います。これを製品に合わせて使いやすい大きさにし、隅々まで磨いていきます。荒研ぎから段階によって炭の目の粗さを変え、仕上げ研ぎには「呂色炭」と呼ばれるもっとも目の細かいものを使います。右上:大橋さんの手。これが究極の『道具』です。右下:実は26歳の時、サラリーマンから呂色の道に入った大橋さん。輪島漆芸技術研修所の講師の経験も。「輪島塗は日本の自然と文化が生み出したもの。エコな製品でもありますし、まずは触れてみて、そのワザのすごさ、美しさを知ってもらいたいですね」