おすすめの施設 vol.2
伝統工芸 青山スクエア 2017/9/1

ニッポンの伝統的な技が一堂に
全国各地の「伝統的工芸品」を展示・販売

大使館が立ち並ぶ、東京・青山のビルの一角で、
全国の職人が腕をふるった逸品をご紹介

 以前、池袋にあった「全国伝統的工芸品センター」がここ、青山にお引越し、「伝統工芸青山スクエア」としてスタートしたのが、2012年。
館内に一歩入ると、まず右手に各都道府県でどのような工芸品が生産されているか一覧できるように日本地図で紹介。続いて正面に目を移すと、「わび・さび」を感じる和心あふれるものや、伝統とモダンが統合したオシャレなデザインのものなど、いずれも日本中の伝統工芸士がワザをふるった逸品が奥の方まで続いて壮観です。

東京メトロ青山一丁目駅から徒歩5分のところにあるビルの1階

館内に入ると右手に全国の伝統工芸品が日本地図上で一覧できます。

ずっと奥まで日本各地の伝統工芸品が展示されている。


 常設展示されている伝統的工芸品は、その色・文様・形など見るだけでも美しく、興味深いもの。販売されているものを実際に手にとって見ると、100年以上受け継がれてきた職人の確かな仕事がじかに伝わってきて、思わず感動するかもしれません。高価なものから、ちょっとしたプレゼントにピッタリなもの、お皿やカップ、小物などもあります。

日本全国の伝統工芸関連の催しが頻繁に

 常設展示以外に、全国の伝統工芸関連の組合が主催する企画展や青山スクエア主催の展示会が頻繁に行われており、実演やトークショーなどで直接、職人の方のお話を聴くこともできます。

うかがったのは青山スクエア主催「和くらし大好き!集まれ女匠衆展 第二部」

博多織など日本各地の女性職人の手による作品が展示されていました。

職人さんのトークショー

実演(新潟県の村上木彫堆朱の塗師)

工芸体験(一位一刀彫)

 その技が何年も何年も経て、現在に至った歴史やその工夫、若い職人の方がその技術を会得するまでに経てきたストーリーを知ることで、それらの工芸品の魅力がより深みを増して見えてきます。

修理を受付ける工芸品クリニックや友の会など
お役立ちサービスも充実

 青山スクエアでは、長く使用するうちに欠けたり、割れたり、壊れてしまった工芸品(塗物、焼物、銀器)を修理する「工芸品クリニック」を開設(有料)。漆器であれば塗り直しや摺り漆を使った磨き仕上げを行うことで、今までよりも丈夫になり、長く使用できます。陶器は瞬間接着剤で補修するのではなく、漆で金つぎをすれば美しく直ります。壊れてしまった工芸品があれば、気軽に相談してみてはどうでしょうか。
 そのほかに工芸品振興活動の一環として「友の会」制度もあります。年会費や更新費は不要ですが、ポイントカードの発行手数料として入会時に500円が必要になります。特典として、ショッピングの際にポイントカードを提示すると金額100円(税抜額)ごとに5ポイント加算(100円未満は切り捨て)。たまったポイントは、次回以降の商品購入時に1ポイント=1円として利用できます。送料、書籍、一部の商品にはポイントが付与されないものもあるようですので、詳しくは館内でスタッフの方にご確認ください。

伝統的工芸産業に従事する人々を
支援する情報センターとしての役割

 ここまでご紹介したのは一般の利用者に向けての青山スクエアの顔です。
 しかし、もう一つ、伝統的工芸品産業に従事する職人たちに向けての顔も持っているのが伝統工芸青山スクエアです。
 伝統的工芸品の中には、職人の数が極端に少ないものもあり、自分たちだけでは有益な情報にアプローチしにくい環境に置かれている職人もいます。このような職人たちに、活動をサポートするような情報を提供したり、異なる分野の職人同士をネットワークする事業を展開したりすることで、さまざまな支援を行っている情報センターでもあるのです。
 今後、伝統工芸品に携わりたい人、興味のある人は要注目の施設です。

伝統工芸青山スクエア/東京都港区赤坂8-1-22 1F ※営業時間・定休日などの詳しい情報は、公式サイトでご確認ください。商品の購入は、Online Shopからも可能です。
http://kougeihin.jp/