製材作業者

 どんな仕事?

伐採された丸太を材木に加工。建築資材として生活の場へと

林業技術者が山から伐(き)りだしてきた丸太を、建築用の資材として規格に則したサイズの板や角材に加工するのが製材作業者の仕事です。生活に使いやすいように加工することで木材は建築資材やインテリアの材料として新たに命を吹き込まれます。製材には、丸太を大型の機械で切断します。規格通りの幅に切れるか、スピーディーに切れるか、作業者の技術が問われます。仕事は主に屋内で行われます。

 こんな人に目指してほしい

木に愛着を抱き、技術を錬磨する職人であること

木という天然の素材を扱う製材技術者には、縮みや曲がりなどといった木材の性質に対する基礎知識が必要となります。また伐り出されたばかりの丸太を資材として使用できるように調整するための几帳面さや、集中力も必要。近年は建築用の木材をあらかじめ組み立てやすいように切断する「プレカット技術」も向上し、コンピューターを扱うための技術なども必要とされています。しかしながら、木に対する愛着があればそういった技術の習得はそう苦になることではないでしょう。

 製材作業者への道

林業技術習得のために学校で学ぶ
法人への就職も一手

製材作業者になるには、工業高校や高等専門学校などを卒業後、森林組合や製材会社に就職するのが早道です。製材工場の数自体は年々減少する傾向にあり、2001年度では全国に1万1000件ほど。現在では小規模な個人経営および会社経営の製材工場は減少傾向にあります。しかし都道府県によっては森林組合などによって大型の工場もできはじめており、チャンスは充分にあります。

この職人がつくるモノ・コト 材木
このワザに関わる資格 木工機械整備技能士、機械木工技能士
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