求道者たち Vol.10 備前焼

たたらづくりと呼ばれる成形技法を用いた大石橋さん制作の「擂座(るいざ)壺」。藤原備前の初代である藤原啓先生が得意とした技法・作品だったそうです。陶土に空気を十分に含ませるため、真空をかけずに土を練り、それを筒状にして膨らませます。その後、土の味わいを損なわないよう外側には触れずに内側から成形。完成品は、見た目にはもちろんのこと、触れるとより土の味わいを感じられます。

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