質問広場 回答

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   質問と回答

▼ 就職について

あゆみさんの質問 2012.02.01(水) 02:17

初めまして。私は、京都伝統工芸大学校で木彫刻を2年勉強し、去年の3月に卒業をし、在学中から今まで就職活動をしながら、自分で制作をし、手作り市等で発表したりして、細々と生活している者です。この1年間ハローワーク等を通したり、自分なりに色々と探したりしましたが見つからず。もしあったとしても経験不足の為に書類審査でダメだったり、男性でない為に懸念されたりとあり、自分の未熟さを痛感しているところです。私としてはこれまで頑張って来たので何が何でもこの先も木彫をやり続けたいという思いが在ります。
そこで質問ですが、出来れば京都で出来る木彫の職業訓練や就職に繋がる様な方法などがあれば教えてほしいのです。また、全国版の情報もお教え願いたいです。宜しくお願いします。

ニッポンのワザ編集部の回答 2012.02.07(火) 09:45

あゆみさんへ

ご質問をいただいて、京都の職人を目指す若者たちの現状についてこちらでも少し調べてみました。

伝統工芸の技術を身につけた若者の多くは、現在、アルバイトなどで生計を立てながら、少しずつ作品を作り、ショップや工房、個展などで発表することを何年も続けて、人とのつながり、ネットワークを作りながら、その仕事を認めてもらうチャンスをこつこつ探しているという話を聞きました。

多分、あゆみさんも同様にやりくりしながら作品作りを続けられているのだと思います。
そして、京都で工芸作家になるには、熱意をもってそういった地道な努力を続けていくというのが本道なのだと思います。

京都でお話をうかがった方は「まずは、耐えて続けていくこと」だとおっしゃっていました。
京都以外に目をむけてみますと、木彫で何らかの後継者育成を行なっているのは、

富山県の井波彫刻の「井波彫刻工芸高等職業訓練校」があります。http://inamichoukoku.com/kunren/index.html

また、奈良県の奈良一刀彫は平成21年度に「奈良伝統工芸後継者育成研修者」を募集していました。
第2期生が平成24年9月までの研修期間ですので、その後第3期募集があるかもしれません。

北海道の「旭川工芸センター」では、木工を主としたものづくり後継者の育成支援を行なっているようです。

とはいえ、各地の支援施策もあまり豊富にはないのが現状です。
あゆみさんの質問に的確に答えられていないかもしれませんが。

現在、木彫で生活していくというのはかなりパワーの要る選択肢だと思われます。
ただ、自らの道を切り開く情熱は何事につけ必要です。
自ら進みたい道を切り開いてほしいと願っています。

あゆみさんの回答(コメント) 2012.02.08(水) 08:06

コメント有り難うございます。色々調べて下さり、現状の厳しいさを再確認致しました。何事もやりたいことを続けるということはなんだかの負がつきものだと言うこと理解しました。これからも、地道にこつこつとやって行ければと思っています。
また、自分一人では情報収集に限界がありますので、何かありましたらご連絡をお願いします。