どんな仕事?
水田や畑などで、環境にあった稲品種を用い米を作る
稲作農家は、お米を作ることが仕事です。稲の栽培には水田が利用され、環境にあった品種を用います。一部、陸稲(りくとう、おかぼともいう)と呼ばれる、畑で栽培される品種もあります。一年を通した田畑作りの手順があり、たい肥をつくり、苗を植え、田を起こし稲の生長に合わせて、必要な作業をしています。大規模な稲作ではトラクターやコンバインといった大型の機械や乾燥機などが使われることがめずらしくありません。水田の風景は、日本の伝統的な風景の一つともされ、米作りは古くから日本人の暮らしとも深く関わってきました。
こんな人に目指してほしい
日本人の文化の源。努力と工夫でおいしいお米を作る
稲作には長い歴史があり、日本の文化を培ってきた源です。米作りに携わる人のなかには、「これこそが日本人の本当の暮らし」だ、と感じる人がいるそうです。豊かな自然の中で体を動かして作物を作り、家族で作ったお米を家族で食べて暮らす。そんなシンプルな自給自足の生き方に魅力を感じ、本気で農業に取り組む若い人たちも増えてきています。もちろん、体が資本なので体力があるに越したことはありません。おいしいお米を作るために努力や工夫も必要です。現実はそう簡単ではありませんが、「おいしかったよ」「今年も新米を楽しみにしているよ」と食べてくれる人たちの声を聞けることが、稲作の醍醐味と語る人もいるのです。
稲作農家への道
農業技術習得のために学校で学ぶ
法人への就職も一手
農業高校や農業大学校、就農準備校で農業技術を習得するのもいいでしょう。求人情報から農業法人を探してそこに就職する、というルートも考えられます。独立を考えるのなら、「全国新規就農相談センター」http://www.nca.or.jp/Be-farmer/index.php に詳しい情報があります。「全国新規就農相談センター」では、農業に興味がある、農業をはじめたいという方のために農地・家屋情報や求人情報など様々な支援情報を用意するなど、バックアップしています。
この職人がつくるモノ・コト | 精米 |
このワザに関わる資格 | 農業機械整備技能士 |
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