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大堀相馬焼_おおぼりそうまやき

主な産地・拠点 福島県 
このワザの職業 陶芸家 
ここでワザを発揮 茶器 酒器 花器
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大堀相馬焼の歴史

 

江戸末期には窯元が100を超え、
東北の一大産地に

1690年、相馬藩士・半谷休閑(はんがいきゅうかん)の召使い左馬(さま)が、幕府や大名などへの贈答品などを作陶していた田代窯で製陶技術を学び、近隣に広めたことが始まりとされています。その後、相馬藩が、焼き物作りを保護、育成したため、大堀の窯業は農家の副業として近隣の村に普及。江戸時代末期には、100あまりの窯元が並び、販路も国内外に拡大するなど、次第に東北の一大産地となっていきました。昭和53年には、国の伝統的工芸品として認定。現在では、約27軒の窯元が300年あまりの伝統を受け継ぎ、守っています。


大堀相馬焼の魅力

 

熱い物が冷めにくく、
器も熱くならない二重焼

力強く疾走する馬が描かれた大堀相馬焼のシンボル「走り駒(はしりごま)」。青磁釉と呼ばれる青みのある透明なガラス質で生みだす、ひび割れ模様が素朴な味わいを醸し出すことから、親しみやすさを感じさせる「青ひび」。ひとまわり大きさの違う器を2個重ねて焼いた「二重焼(ふたえやき)」など、個性的なラインナップが揃う大堀相馬焼。特にも「二重焼」は、二重構造のため、注いだお湯が冷めにくく、たとえ熱湯を注いだとしても器が熱くならないなど、その機能性から海外へ輸出されるほど人気を博し、「ダブルカップ」という名で愛用されています。


大堀相馬焼ができるまで

 

一筆一筆丁寧かつ大胆に
走り駒や松竹梅を描き出す

原料となる陶土を水に入れ、泥水にし、粘土として使用するものと不要なものとにより分けます。その後、より分けた泥を乾燥させて粘土を作り、良く練った粘土をろくろで成形。生乾きの成形品を製品に応じて装飾を施した後、生地加色(きじかしょく)を行います。形が出来たら、陰干しに。完全に乾いたら、素焼し、鉄分を含んだ絵の具で走り駒や松竹梅などの絵を職人さんが一筆一筆丁寧かつ大胆に描いていきます。絵付け後の器に釉薬(ゆうやく)を掛けてもう一度窯に入れ、本焼きへ。この時点で完成のものもありますが、上絵付けをする場合もあります。また、「青ひび」の場合は「ひびわれ」を引き立たせるため、墨汁を擦り込んで布でふきとり、完成となります。